中国八十八カ所(順不同)巡礼記

中国(山陽・山陰ではなくチャイナの方)旅行に魅せられた遍路ならぬ変人の筆者が、独断と気まぐれで選んだオススメ観光地を紹介
プロフィール
MIYAPHONE
プロフィール画像
画像または名前をクリックすると詳細情報が見られます
男性
愛知県

2018年12月
先月次月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

COUNTER: 000074637





RSS2.0

個人情報・著作権について

2015年3月19日
《寄り道14》中国「本当の」大都市ランキング コメント(1)読む・投稿する


 中国最大の都市は? 中国十大都市を挙げるとすればどこ?
 これらの問いに、他の多くの国なら人口順でリストアップできるだろうが、中国では人口は街の大きさを表す客観的資料にならない場合が少なくない。例えば重慶市は2014年現在で戸籍人口3300万超、常住人口3000万超。これだけ見れば中国どころか世界でも「最大の都市」だが、面積も北海道とほぼ同じ8.2万平方キロなので、人口密度で言えば上海や北京に遠く及ばない。江蘇省の徐州市は戸籍人口977万人を数え、南京・蘇州・無錫といった名だたる大都市をおさえ同省最多だが、農業以外の仕事に従事する「非農業人口」は200万人台で同省4位に甘んじる。
 そこで、人口よりも都市としての規模をより反映していそうな指標を集め、これらを点数化してランキングを付けてみた。
 ▽GDP(100億元=1点)※2014年
 ▽地下鉄など市営鉄道の営業距離(1km=1点)※2015年3月
 ▽空港の年間利用客数(10万人=1点)※2013年
 ▽高速鉄道の発着本数(1本=1点)※2015年3月
 ▽ケンタッキーの店舗数(1店=1点)※2015年3月
 ▽マクドナルドの店舗数(1店=1点)※2015年3月
 ▽スターバックスの店舗数(1店=1点)※2015年3月
 ▽味千ラーメンの店舗数(1店=1点)※2014年末
 結果、図らずも自分がこれまで中国各地を訪ねてきた実感にほぼ近い順位になった。
1位

上海

3246点
 地下鉄網は北京と激しく争っているが、548kmで世界一。他にもGDP(2.3兆元)、高速鉄道(752本)、スタバ(270店)で首位に立つ。味千は2位の北京に4倍近い差をつけダントツの137店(笑)。空港は浦東・虹橋両方合わせても8279万人で北京にわずかに及ばないが、その差は縮まってきている。
2位

北京

2920点
空港(8817万人)、ケンタッキー(308店)、マクドナルド(233店)の3部門でトップ。GDPも一人あたりでは上海より高い。
3位

広州

2171点
押しも押されもせぬ中国三大都市の一角だが、上海・北京のツートップの牙城を崩せた部門は高速鉄道(737本で上海に次ぎ2位)とマクド(204店で北京に次ぎ2位)のみ。他は水をあけられている。それでも西隣の仏山市と合わせればGDPは2.4兆元で首位に立つなど、都市圏としての規模は負けていない。
4位

深セン

1607点
やはり経済特区の底力は侮れない。市域が狭いハンデをものともせず、GDPは3位の広州とほぼ同規模の1.6兆元。他の指標も全て5位以内にランクされた。
5位

南京

1155点
ベスト4とはかなり差が開いたが、ここ数年で急増した高速鉄道(520本)と地下鉄網(180km)で4位に入り、総合で大混戦の5位争いを制した。
6位

武漢

1043点
中国の「人口重心」に近く、流通をはじめとする内需型産業に強みを持つ。
7位

杭州

993点
直轄市を除く省ごとの一人当たりGDPが中国一の浙江省。その省都もやはり経済規模が大きく、上海に近い位置にありながら空港は10位の利用客数(2211万人)。
8位

天津

974点
中国に四つしかない直轄市の一つ。「北京に近く、中央政府の目が届きやすい」という安直な(?)理由で、近年開発のテコ入れが最も進んだ街の一つだ。空港は24位(1004万人)と最も出遅れているが、2本目の滑走路が出来た影響もあり利用客数は急増している。
9位

成都

836点
都心部には日本や欧米ブランドの店が立ち並び、内陸部ということを全く感じさせない開放感がある。スタバの店舗数(63店)で5位につけるあたりは、むしろ流行や欧米文化に対する敏感度が他の街より相当強いのかも知れない。
10位

重慶

813点
円借款を利用し日立の技術で建設されたモノレールをはじめ、市内鉄道網は202kmに達し、全国4位の長さだ。山がちな地形のため、狭い平地に競うようにして高層ビルが建っており、密集度はかなりのもの。その分夜景の美しさがウリでもある。


 11位以降は、蘇州(773点)、西安(614点)、無錫(601点)、瀋陽(593点)、大連(523点)−−−となった。これらの都市も高層ビルの数は大阪をはるかに凌ぐ規模で、少なくとも見た目上の都会度は一国の首都でもおかしくないレベルだ。私が2014年に半年間滞在して繁華街の人通りの多さに度肝を抜かれた西安でさえトップ10に入れないのだから、やはり巨大国家のスケールを痛感する。
 今後また、どの街がどれだけのペースでどのように発展していくのか−−−。中国の都市間競争にこれからも注目していきたい。

【ブログへのご意見・ご質問などは以下のアドレスへ】
nigachoa0901@yahoo.co.jp

更新 2018年10月11日 15:11:56

登録タグ 中国 大都市 ランキング
参考になりました
シェンレン

非常にわかりやすくユーモアのあるリサーチありがとうございます。
現在転勤で重慶に住んでいます。直轄市なので、重慶は5、6番目かなと思っていましたが、僕の知識不足でした。非常に参考になりました。ありがとうございました。
2016/10/21 00:46:19
記事へのコメント投稿
投稿者
(必須)
URL
タイトル
(必須)
コメント投稿
(必須)


※ HTMLタグの挿入はできません。



お問い合わせ | 当社についてリンクについて著作権について個人情報について
こだわり厳選ショップのGIGAX(ギガックス) インターネットショッピングモール
Copyright(c) 2006-2008 ver1.2 GIGAX(ギガックス) All Rights Reserved