ハン・ジュンイルの日中韓山歩記(やまあるき)

3カ国で気ままに登山・トレッキングを楽しみながら書いているブログです。どうぞ気軽にお立ち寄り下さい。
2018年12月30日
=下界散策026= 中国・南京(Nanjing) コメント(2)読む・投稿する

 三国志の呉の拠点で、現在は江蘇省の省都。中華民国が首都を置いた場所であり、その建国の父・孫文の永眠の地。そして中国三大酷暑の街の一つ・・・これらの様々な顔を併せ持つ南京は、首都・北京ほどではないものの現在でも間違いなく中国内でベスト10にはランクインする大都市です。長江沿岸や市東部の紫金山のふもとを中心に魅力的なスポットが点在し、観光都市としてもまさに粒ぞろい。私は通算2カ月余りの滞在中にそれらのうちかなり多くを回れましたので、出来るだけ満遍なく紹介したいと思います。
夫子廟紫峰大厦新街口中山陵明孝陵霊谷寺
中華門記念館閲江楼燕子磯長江大橋珍珠泉




【夫子廟】 Fuzimiao


 「夫子」とは孔子のことで、日本でも長崎などにある孔子廟と同じ性格を持つほこらです。南京ではさらにその周辺にレトロな雰囲気の繁華街が広がっており、週末になると狂気的なまでの人だかりが出来ます。




【紫峰大厦】 Zifeng Tower

 2010年にオープンした地上89階建てのビルで、アンテナ状の頂上までの高さは450m。完成当時は中国2位、世界でも7位だった超高層ビルです。展望フロアは地上287mの72階にあり、北東側には玄武湖が眼下に広がるほか、急成長を遂げている都心部の街並みを一望できます。






【新街口】 Xinjiekou

 地下鉄1号線と2号線の乗換駅、まさしく南京のど真ん中にある繁華街です。孫文の銅像が交差点の中心に立っており、ここを拠点に中山東路、中山南路などと、孫文を意味する「中山」の名を冠した道路が延びています。




【中山陵】

 南京市の北東部にそびえる紫金山の南麓は、古代から近現代まで様々なスポットが点在する一大観光エリアで「鐘山風景区」と総称されています。その中心に位置するのが孫文の墓所・中山陵。中国では孫文は一般的に「孫中山」の名で呼ばれ、中国民主革命の偉大な先駆者として近代の人物では英雄中の英雄。毛沢東をもしのぐ崇拝の対象になっています。かつては80元した入場料も2010年以降は無料になり、いわば愛国基地としての位置づけがされています。





【明孝陵】

 中山陵の西隣に位置する、明王朝の開祖・朱元璋と皇后の陵墓です。1381〜1405年、ほぼ四半世紀かけ10万人を動員して建てたそうですが、孫文に中心の座を譲った形になっているのが興味深いです。





【霊谷寺】

 中山陵の東隣にある、9層の塔が立つ緑に囲まれた寺院です。この塔、写真を撮影した私に平衡感覚がないわけではなく(笑)、地盤の影響で約400年前から北西方向に傾き始めたそうです。





【中華門】


 南京の中心部を取り囲む城壁の南側にあり、日中戦争の激戦地だった場所です。城壁は一部しか残っていないため西安のように一周は出来ませんが、ここ中華門を拠点に数キロは上を歩けます。





【侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館】

 長い名前の記念館ですが、これが何を意味するかは説明不要かと思います。地下鉄2号線・雲錦路(Yunjin Road)の2番出口を出てすぐの所にあり、入場無料、撮影も自由でした。私は1998年、2011年の計2回訪ねましたが、2度目は大幅に展示内容が拡充されており、駐車場では遠方からの団体バスも多数見かけました。
 私個人の感想はあえてここでは触れません。国それぞれ、人それぞれ歴史観・歴史認識の違いがあり、それらを出来るだけすべて尊重したいと思います。南京にこの記念館があるということは事実ですので、それだけでもお伝えしておこうと思った次第です。







【閲江楼】 Yejianglou


 その名の通り長江(揚子江)を眺めるのに適した場所にある楼閣です。南西から北東へ流れていた長江が真東へと湾曲する地点に近く、南岸の小高い丘の上に立ち、市中心部から見ると北西に位置します。外観・内装ともに美しく、2007年に選定された「中国十大名楼」の一つに挙げられています。








【燕子磯】 Yanziji

 長江(揚子江)南岸、崖の上から間近で大河の流れを堪能できる場所です。





【長江大橋】

 1968年に開通した、南京市内では初めて長江(揚子江)をまたいだ大橋です。瀬戸大橋などと同じく、上が道路、橋げた部分が鉄道の「二層式」で、道路の方が短いのですが、それでも4589m。さすがは世界第3位の大河、日本の川では有り得ない壮大な景観を味わえます。なんと歩道もあって、無料で対岸まで歩くこともできます。




【珍珠泉】

 市中心部から北東へ、長江を渡った先にある、コバルトブルーの水面が美しい泉を中心とした観光エリアです。奥まで行くと万里の長城に似せた「万米長城」もあります。






 南京は1998年、私が中国で初めて長期滞在した都市なだけに、思い入れも深いものがあります。当時も予想をはるかに超える「都会」の風景が広がっており、しかも既に完成したビルと同じぐらい建築中のビルの数があったことに驚かされました。街路樹が延々と続く緑の多さも、中国に対して抱いていた先入観を払拭するのに十分でした。この国に関心を持つきっかけを与えてくれた都市なだけに、今後も更なる発展を祈りたいものです。


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★紅葉八十八カ所一覧★



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更新 2019年1月1日 11:54:48

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