ハン・ジュンイルの日中韓山歩記(やまあるき)

3カ国で気ままに登山・トレッキングを楽しみながら書いているブログです。どうぞ気軽にお立ち寄り下さい。
2018年12月9日
=日本の山061= 大山(おおやま)/=紅葉八十八か所26= 大山寺(おおやまでら) コメント(0)読む・投稿する

 神奈川県の中西部、丹沢山塊の南東に位置し、日本三百名山にも選ばれている標高1252mの大山。その中腹、伊勢原市にある大山寺と大山阿夫利(あふり)神社は関東屈指と言っていい絶好の紅葉スポットです。私が訪ねた日は3連休の初日、かつ色づきがピークを迎えていた頃とあって、大勢の観光客でごった返していました。




【登山日:2018年11月23日】
 名古屋から新幹線・小田急線を乗り継ぎ、午前11時半に伊勢原駅に到着。既に大山ケーブル行きのバス停前には長蛇の列が出来ていましたが、神奈川中央バスがひっきりなしに臨時便を出してくれているおかげで、意外にもわずか数分の待ち時間で乗り込めました。臨時便は途中の停留所には止まらず、25分前後で到着した大山ケーブルのバス停で、早くもウェルカムドリンクならぬ「ウェルカムもみじ」に迎えられました。

 バス停からケーブルカー乗り場までは、飲食店や土産物店が立ち並ぶ「こま参道」を十数分歩きます。大山名物の独楽(こま)にちなんで、路上にはコマの数と大きさで里程を表したタイルが敷かれています。
 乗り場に到着すると、なんと乗車まで1時間待ちの案内が・・・。子連れの友人と山上で再会することにして、私は引き続き自力歩行。ほどなくして「男坂」「女坂」の二手に分かれるのですが、ここは本日最大のお目当て・大山寺を経由する女坂を選択します。

 ロープウェー乗り場から20分弱、参道のここかしこで色づくモミジに誘われつつ大山寺下の石段・石垣にたどり着きました。

 この石段の下から見上げた「紅葉のトンネル」は、一面真っ赤でまさに秋真っ盛りの姿。整然と立ち並ぶ石灯篭も個性的な石仏も、まるでかくれんぼしているかのように完全に脇役の座に甘んじています。



 石段を上り切ると不動明王を祭る本堂があり、眼下には紅葉を「フレーム」にして伊勢原市街、さらには相模湾も見渡せるようになりました。


 大山寺からさらに坂を上ること約20分、大山阿夫利神社下のロープウェー終点付近に来ました。「さすがにもうこの辺は見頃は過ぎているかな」と思いきや、まだまだ石段の両脇を鮮やかに染めていました。大山寺付近とはまた趣の違うオレンジ色の強いモミジです。



 本殿らしき建物は「大山阿夫利神社下社」で、山頂が「本社」の扱いです。参拝客で長蛇の列が出来ていて、1杯100円の「もみじ汁」も味わえました。振り返れば湘南がほぼ全域見渡せるようになり、江ノ島の向こうに三浦半島、さらにその先の房総半島まで一望できました。


 この日は紅葉狩りだけでもいいかなと考えていましたが、友人が連れてきた小学校低学年の子が「頂上に行きたい」というので、大人2人はリクエストに応えることにしました(笑)。片道90分、ストックもないまま山登りの始まりです。

 下社から山頂までの道のりは30丁に分けられ、途中に「〇丁目」という石の標識が立っています。この日は残念ながら富士山は見えませんでしたが、夕映えの真鶴半島や箱根山の眺めが秀逸でした。

 山頂に到着すると、横浜港みなとみらい地区や東京湾を行きかう船舶はもちろん、なんと東京スカイツリーまで肉眼で捕らえられるように。




 予定外の登山でしたが、そのおかげで下社への下山完了時はちょうどライトアップが始まった頃。登山道の杉林の木立の間から、幻想的な光が漏れてきていました。


 「首都圏でもこんな景色が見られるなんて・・・」。複数の人からそんな感嘆の声が聞こえてきました。やはり関東でも「紅葉見るなら京都」という印象が強いのでしょう。しかし「京都紅葉評論家」を自負する私でさえ(笑)、このライトアップの美しさには今までにないほどの衝撃を受けました。市街地の灯りがモミジの輝きをさらに引き立ててくれています。


 大山阿夫利神社だけでなく、大山寺でも息をのむ幻想的なライトアップを堪能できました。


 あまりの絶景に、立ち去りがたい気持ちを何とか抑えつつ大山ロープウェイのバス停へ。帰りもわずか数分の待ち時間で乗車できましたが、それでも伊勢原駅到着は19時46分。予定を大幅にオーバーし、たっぷりとこの山の魅力を味わいつくした一日でした。東京で待つ奥さんがおかんむりだったので19時52分発の「はこね」号に乗り、小田急ロマンスカー初乗車も達成できました(笑)。




 2010年ごろまでの私にとって、大山は「鳥取県の大山(だいせん)を検索したら一緒に出てきて、紛らわしい所」という程度のイメージしかありませんでした(苦笑)。しかし2011年に東京を訪ねた際に東海道新幹線の車窓から見た大山の山容がその標高以上に雄大に見えて、登ってみたい山の一つに加わりました。ベストな時季にその念願が叶い、単に首都圏にあるから人気・知名度が高いわけなんじゃない、鳥取県の大山と趣は異なるものの同じぐらい魅力のある山なんだということを痛感させられました。今回叶わなかった「富士見」を果たしに、次回はより用意周到に(苦笑)この山に再挑戦したいと思います。


▲これまでに紹介した山・名所一覧▲


★紅葉八十八カ所一覧★



【当ブログに対するご意見・ご質問等はこちらまで】
nigachoa0901@yahoo.co.jp

更新 2018年12月11日 07:41:37


  次ページ(古い記事)
プロフィール
ハン・ジュンイル
プロフィール画像
画像または名前をクリックすると詳細情報が見られます

2018年12月
先月次月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

COUNTER: 000293083






RSS2.0

個人情報・著作権について


お問い合わせ | 当社についてリンクについて著作権について個人情報について
こだわり厳選ショップのGIGAX(ギガックス) インターネットショッピングモール
Copyright(c) 2006-2008 ver1.2 GIGAX(ギガックス) All Rights Reserved