ハン・ジュンイルの日中韓山歩記(やまあるき)

3カ国で気ままに登山・トレッキングを楽しみながら書いているブログです。どうぞ気軽にお立ち寄り下さい。
2019年2月18日
=下界散策027= 中国・成都(Chengdu) コメント(0)読む・投稿する


 日本全土より広い面積を誇る四川省の省都であり、三国時代に劉備玄徳率いる蜀が都を置いた成都。現在は中国西部最大の都市として発展を遂げています。歴史・文化・グルメ・方言、どれを取っても個性が強く、他にはない魅力の詰まったこの街の観光スポットを、私が通算2カ月弱の滞在で回れた範囲内で紹介します。

=市中心部のスポット=
寛窄巷子武侯祠錦里春熙路大慈寺華西壩
文殊院青羊宮杜甫草堂金沙博物館グルメ
=郊外のスポット=
パンダ基地黄龍渓古鎮洛帯古鎮




【寛窄巷子】 Kuan-zhai Xiangzi


 市の中心よりやや西側、それぞれ東西に伸びる寛巷子(広い小路)と窄巷子(狭い小路)の二つの通りを中心に広がる、古風な町並みの繁華街です。人気店の多さ、モニュメントや壁画・花壇などのちょっとしたアトラクションの豊富さは、中国の名だたるレトロ繁華街の中でも随一ではないでしょうか。休日は多くの観光客でごった返しています。







【武侯祠】 Wuhouci


 もともとは諸葛孔明(諸葛亮)がまつられていましたが、後に劉備の墓もここに置かれ、三国時代の蜀の武将・軍師らの蝋人形も置かれている、三国志ファンにとっての聖地のような場所です。成都を代表する観光スポットの割には地下鉄でのアクセスが不便なのが難点で、2019年2月現在、最寄りである高昇橋(Gaoshengqiao)駅から約1kmかかります。





【錦里】 Jinli


 武侯祠の周りを取り囲むようにして広がっている、寛窄巷子と並ぶ成都の二大古風ストリートです。休日の昼間は、人口大国の人々ですら「こんなに人が多いなんて・・・」とため息を上げるほどの人だかりが出来ていました。
 四川省の伝統芸能である、パフォーマーのかぶっている仮面が一瞬のうちに切り替わっていく「変臉(ビェンリェン)」のショーを鑑賞できる店も数軒あります。





【春煕路】 Chunxilu


 成都市内で最もにぎわう歩行者天国。エリア内には伊勢丹とイトーヨーカドーが並んで立っています。





【大慈寺】 Dacisi Temple


 春煕路と道路一本(中紗帽街)を挟んで東隣にある寺院で、唐代の618年、三蔵法師こと玄奨が首都であった長安(現・西安)からここへと移って受戒したそうです。スケールが大きく貴重な仏像・壁画を多数保有している名刹ですが、無料で拝観できます。成都の中心部なだけに、周囲の高層ビル群との「ギャップ感」のある風景が楽しめます。



 この大慈寺の東西南、三方を取り囲んで「成都遠洋太古里」という商業エリアが広がっています。欧米を中心に国外の有名ブランド店が多数立ち並ぶ一方、建物の造りは東洋風で独特の雰囲気を醸しており、買い物好きでなくとも楽しく散策できます。






【華西壩】 Huaxiba


 1905年、米・英・カナダ3カ国のキリスト教団体が中国西部随一の規模を誇る教育機関として設立した「華西協合大学」のキャンパスの通称で、現在は合併を経て四川大学の医学系キャンパスになっています。開学間もない頃からの近代建築が多く残っており、中でも1925年に建てられた「鐘楼」又は「鐘塔(クロックタワー)」と呼ばれる時計台は、その個性的な外観に引かれて学外からも観光客の足が絶えない、華西壩の代名詞的存在です。







【文殊院】 Wenshuyuan


 成都駅から地下鉄1号線で南へ2駅目。隋代の7世紀初頭に建立された禅宗寺院です。
 中国は大寺院であっても境内が多少乱雑なところが少なくないのですが、このお寺は本当に庭や石畳の手入れ・清掃が行き届いているなあという印象を持ちました。





【青羊宮】 Qingyanggong


 市中心部からやや西に位置する道教寺院で、本殿の「三清殿」には道教の「三聖」とされる玉清、上清、太清の金メッキが施された高さ10m程度の神像が立ち並んでいます。これだけでも見ごたえがあるのですが、他にも神殿が数多くあり、それぞれ内装が華やか。内部撮影禁止なのが残念です。








【杜甫草堂】 Du Fu's Former Residence


 言わずと知れた唐代の大詩人・杜甫(712〜770)が成都に4年近く身を置いていた際の茅葺き屋根の住居が再現されているほか、約20ヘクタールの広大な敷地に庭園や博物館などが造成されています。








【金沙博物館】 Jinsha Museum



 3000年前〜2500年前ごろの成都平原に存在した文明「金沙」の遺跡博物館です。入場料は2018年当時で80元もしました。西安の兵馬俑のように発掘された場所自体に建てられているだけあって規模が大きく、ゲート入口から建物が見えません(笑)。陳列館は金や青銅を使った貴重な出土品だらけで、セキュリティチェックも受けました。










【パンダ基地】 Panda Base


 正式名称は「成都大熊猫繁育研究基地」。その名のとおり、ジャイアントパンダの保護や繁殖のための研究・教育を行っている場所で、市北部郊外に60〜70ヘクタールの広大な敷地を構えています。もともとは1987年、わずか6頭の病や飢えに苦しむパンダの救護施設として始まったそうですが、2017年10月現在で184頭にまで増加。それらのうちの多数が常時見物できる、パンダファンにとってはなんとも贅沢なスポットです。 



 アクセスは至便で、地下鉄3号線の熊猫大道駅で下車したら、すぐ地上にある切符売り場で入場券を購入し、直行バスに乗り込み10分少々すればもう入口です。


料金は購入方法によって若干の違いがありますが、だいたい55元前後。レッサーパンダや孔雀も飼育されています。土産物屋やカフェ、博物館、更にはバラの庭園や手漕ぎボートを楽しめる池もあり、動物園以上に観光客を意識している印象がありました。





【黄龍渓古鎮】 Huanglongxi



 中心部から約40km離れた市のほぼ南西端、双龍区に位置する、昔ながらの町並みが残る集落です。中国ではこれらの古風な景観が楽しめる町は「古鎮」と呼ばれ、国内100カ所以上を紹介している観光ガイドブックもありますが、黄龍渓はそれらの古鎮の中でも屈指の規模。広大な四川平野をゆったりと流れる錦江の流域に位置し、1700年以上前から水陸両面で交易拠点としての役割を担ってきたようで、現在は飲食店だけでも約200店以上が軒を連ねます。メインストリート・鎮龍街には用水路がきれいに整備されていて、水遊びの場としても人気があるようです。 





【洛帯古鎮】 Luodai



 市のほぼ東端、龍泉駅区にあり、成都では黄龍渓と一、二を争う規模・人気を誇る「古鎮」です。福建省の土楼などでも有名なエスニック集団・客家(はっか)が造り育てた伝統的な町並みのメインストリートが1km以上にわたって続いています。唐代・宋代には既に栄えていたといい、歴史は1000年以上。現在でも住民の約8割が客家出身とのこと。ただ、現在は余りにも観光地化・大衆化されすぎている感があり、化粧品店があったりブックカフェがあったりと、市中心街より何でも揃っていそうな場所でした(笑)。




 古鎮の南隣には「洛帯博客中心(洛帯ブログセンター)」という新たに開発されたエリアがあり、客家の土楼や別荘街のような町並みが造成されているのですが、こちらは閑散としていました。



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★紅葉八十八カ所一覧★



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更新 2019年3月2日 11:18:29

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